山是堂

西荻窪の鍼灸マッサージ治療院

コラム・お知らせ

2017.3.25鍼灸について

鍼灸治療について

皆さんは鍼灸治療についてどんなイメージを持っていますか?

いいイメージとしては
「東洋医学だから体に優しい」
「体質を改善してくれそう」
悪いイメージとしては
「胡散臭い(エビデンスがない)」
「鍼を刺すなんて痛いし恐い」
などでしょうか。

これらのイメージは正解でもあり不正解でもあります。
例えば「東洋医学だから体に優しい」というのは間違いで、自然の流れに沿って行うから負担が少ないのです。
同じことを言っているようですが、全く違います。漢方薬を使ったとしても、自然の流れに沿っていなければ副作用が出て、体に優しくはありません。重篤な例を挙げるならば、柴胡剤の間質性肺炎です。漢方薬も一般的に毒(有名なものトリカブト)と言われているものも使用しているので、誰でも簡単に飲んでいいというような安全性はありません。

私にとっての鍼灸治療とは、身体の歪みを直すものだと考えています。漢方薬も按摩も使用しますが、鍼灸と同じように考えて使用しています。
いろいろな立ち方見ると面白い発見があります。例えばつま先(内向き、外向き、平行)、足の組み方。そういった小さなところから歪みが生じます。

身体の不調を改善するだけでなく、それらの歪みを指摘するのも私たち鍼灸師(東洋医学者)がお手伝いできることでしょう。